建売住宅の内装~扉 大事件で分かったセキュリティの高さ

一般に安いとされる建売住宅。価格を抑える「工夫」があらゆるところにされています。内装はコスト的に抑えられているのでしょうか。そこで部屋と部屋をつなぐ「扉」を見てみたいと思います。

玄関の扉

我が家はカードキー式のスマートキー式と呼ばれるものです。カードキーの他にシールのようなキーもあり、これを小物に張り付けて、かざせば鍵が空くというものです。もちろん、ガッチャと回す物理キーもあります。市場価格で20万程度かと思います。デザインは好みの問題もありますが、機能としては特に不満はありません。

セキュリティー面に関しては、このスマートキーはなかなか高性能です。ある日、当時1歳の娘が、妻が外に鍵を持たずに出た瞬間、中から鍵をかけてしまうという大事件が起こりました。大泣きするばかりして開けてくれない娘。仕方なく、鍵を開けてくれる業者を呼ぶことにしました。待つこと30分ほどで到着してくれました。そして、急いで鍵を開ける作業に取り掛かってくれたのです。もう大丈夫だ。親としてはホッとしました。しかし…なかなか開きません。鍵を開けるプロの手でも開かないのです。どうしようもないので、ガラスを割って部屋に入るかどうかの判断を迫られた瞬間ガッチャッ。娘が中から鍵を開けて事件は解決しました。

すみません、事件の説明が長くなりましたが、鍵のプロが開けることができないくらいですから、セキュリティ的には安心ということで間違いないと思います。

ちなみに今はカードをかざさなくとも車のキーのようにかばんや、ポケットに入れておけば、開くものもあります。こちらはやや、高額になります。

室内の扉

メインのリビングに入る扉(引き戸)です。色、デザイン共に超がつくほどオーソドックス。市場価格7万円程度です。機能性は何の問題もありません。何度か地震もありましたが、開閉の不便もなく快適に使えています。

和室とリビングをつなぐ扉。これは…かなりコスト削減の対象となっているようです。市場価格は1万円程度です。開け閉めができれば不便はありませんが。木製の引き戸なのですが、扉の表面は白の素材を貼り付けて加工してあります。年数が経つにつれて、端が少し剥がれています。(子供が雑に扱うことが原因ですが)

建売の扉をどう評価するべきか

全てはコストとのバランスです。購入を検討する際に、よく見ていただき、どうしても納得がいかなければどうしようもありませんが、はっきり言って扉は重視するポイントではありません。強いて言えば、玄関は言わば顔ですので、デザインも気になるところだと思います。幸い我が家はデザインも許容範囲であり、先に書いた大事件から、セキュリティー面も証明されましたので、特に不満はありません。

建売を購入の選択肢とする際には、妥協しても良いところをはっきりさせておくべきです。内装はオシャレであれば嬉しいですが、コストとのバランスを考えれば、機能性が問題なければよしとすべきでしょう。

皆様がよいマイホームと出会われることを心よりお祈りしています。

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